「ライフプランニング」実施時のワンポイント
まずは、「ライフプランニング」タスクの全体像を
ざっと理解したいです。
はい、分かりました。
「ライフプランニング」タスクの全体的なポイントを、シンプルに以下の通りまとめましたので、理解しておきましょう。
What? (何を) | ライフシミュレーションの実施 |
When? (いつ) | 遅滞なく実施(※1) |
Who? (誰が) | 「各自で作業(自製)」 又は 「専門家(FP など)へ委託(外注)」 |
How? (方法) | <1. 自製のケース> ざっくり検討:無料システム等を利用 じっくり検討:エクセルテンプレート等を利用 <2. 外注のケース> FPなど専門家へ相談 |
How long? (時間) | <1. 自製のケース> ざっくり検討(無料システム等):10分程 じっくり検討(エクセルテンプレート等):半日~数日 <2. 外注のケース> 半日~数日 |
How much? (費用) | <1. 自製のケース> ざっくり検討(無料システム等):無料 じっくり検討(エクセルテンプレート等):無料 <2. 外注のケース> 数万円~数十万円 |
(※1)必須検討事項ではないものの、起業予定の有無を問わず、早めに実施することが望ましい。
「ライフプランニング」記事のまとめ
これから、「ライフプランニング」タスクに関する手続きなどを説明します。
結論をまずは知りたい方のために、記事内容を簡潔にまとめます。
よろしくお願いいたします。
- 事前理解
(1)ライフプランニングとは?
・ライフプランニングとは、家族構成、人生目標、ライフイベントなどの条件を基に、収入と支出を時系列にまとめたライフプラン表を作成し、個人の将来の生活設計を行うもの。
(2)ライフプランニングの効果
・人生の設計図を描き収支バランスの可視化を行うことで、現状理解や今後の改善策を検討することができる。 - 事前準備
・なし - 領域専門家
・FP(フィナンシャルプランナー) など - 利用サービス
<1. 自製のケース>
・じっくり検討:エクセルテンプレート等を利用
・ざっくり検討:無料システム等を利用
<2. 外注のケース>
・FP検索ツールなどを活用して、FPなど専門家へ相談 - 作業手順~自製(じっくり検討)(※1)のケース~
Step 1(ライフプランの整理)【数時間】
(1)理想の人生をイメージした上で、家族構成やイベント等を列挙し、時系列で整理
Step 2(収支シミュレーションの実施)【数時間】
(1)各個人の描くライフプランを実現するために、いくらお金が必要かを数値で「見える化」
Step 3(収支プランの改善)【数時間】
(1)Step 2 で算出されたライフプランの見直しを行い、より実現可能性の高いプランへアップデート
(※1)自製(ざっくり検討)のケースでは、アプリ等のナビゲーションに沿って入力すると、10分程度で自製可能。
なるほどです…
私はもう少し詳細に教えて欲しいので、解説をお願いします。
「ライフプランニング」タスクに関する事前理解
まずは、ライフプランニングの基本的な知識について、以下をご参考にしてください。
「ライフプランニング」とは?
・ライフプランニングとは、家族構成、人生目標、ライフイベントなどの条件を基に、収入と支出を時系列にまとめたライフプラン表を作成し、個人の将来の生活設計を行うもの。
・ライフプランニングを実施することで、人生の目標が明確となったり、漠然としたお金の不安や悩みを解決することができると共に、人生の大きなイベント(ライフイベント)のタイミングや、その際に必要な金額をあらかじめ把握することができる。
「ライフプランニング」の効果
・人生の設計図としてライフシミュレーション実施し、収支バランスの可視化を行うことで、現状理解や改善策を検討することができる。
起業予定がなくとも、ライフシミュレーションは個人の人生設計のために実施することを推奨します。
なるほどです!
「ライフプランニング」タスクの事前準備
「ライフプランニング」タスクの事前準備には何が必要ですか?
「ライフプランニング」タスクで必要な事前準備はありません。
「ライフプランニング」タスクの領域専門家
ライフプランニング表の作成などを外注する場合には、どのような専門家に依頼すべきですか?
ライフプランニングについては、各自で実施することもできますが、一生のお金に関する問題のため、FP(フィナンシャルプランナー)など専門的に相談する方も多いです。
また、顧問税理士がいる場合には、一度相談することも検討してみてください。
・FP(フィナンシャルプランナー)など
無料のライフプランニング表やFP専門家の有効活用
無料のライフプランニング表の活用(自製のケース)
もし、「ライフプランニング」タスクを自製する場合には、どのようなサービスを利用するとよいでしょうか?
以下のいずれかのパターンが想定されますのでご確認ください。
<じっくり検討するケース>
・エクセルテンプレート等を利用して時間をかけてじっくりと検討する場合
<ざっくり検討するケース>
・アプリ等の無料システムを利用して短時間でざっくりと検討する場合
それぞれのケースのメリットやデメリットを教えてください。
以下で、「じっくり検討するケース」のメリット/デメリットを説明します(「ざっくり検討するケース」のメリット/デメリットは、その反対となります)。
メリット
・詳細に検討ができる(例えば、予定する転職時の給与水準の変更などにも対応ができる)
・定期的な更新が可能(一度作成すれば、生活状況等の変更に応じ、過去作成ファイルを元に柔軟な変更ができる)
デメリット
・検討に時間がかかる
・エクセルテンプレートを自分で加工する必要がある
ちなみに、「ざっくり検討するケース(無料システム等を活用)」で活用できるツールはありますか?
以下、ご参考にしてください。
外部リンク先(「ざっくり検討するケース」のシステム例)
・金融庁のNISA特設ウェブサイト内で公開されている。
・シンプルな質問に回答するだけで、最短30秒で将来収支をチェック可能。
・詳細検討はできないため、時間がない方の利用におすすめ。
金融庁のウェブサイト
「じっくり検討するケース(エクセルテンプレート等)」で活用できるツールの方はいかがでしょうか?
例えば、日本FP協会のホームページには、「ライフイベント表」や「家計のキャッシュフロー表」といった無料のエクセルテンプレートがダウンロードできます。
またそれ以外にもインターネット上で検索すると、有料無料のエクセルテンプレートが見つかると思います。
評判がよさそうだったり使い易そうなテンプレートがあれば、ダウンロードして使ってみましょう。
外部リンク先(日本FP協会HP_テンプレート)
FP(ファイナンシャルプランナー)など専門家の活用(外注のケース)
次に、「ライフプランニング」タスクを外注する場合には、どのように専門家を探すと良いでしょうか?
例えば、日本FP協会のホームページで、相談可能なFPを検索することができますので、ご活用ください。
外部リンク先(日本FP協会HP_FP検索)
「ライフプランニング」タスクの作業手順
さて、本題となりますが、 「ライフプランニング」タスクの作業について教えてください。
「ざっくり検討(無料システム等を活用)する」ケースは、各サイトに入っていただければ操作方法などは理解しやすいと思います。
よって以下では、「じっくり検討(エクセルテンプレートを活用)する」ケースの作業手順概略を説明します。
作業手順概略
(1)理想の人生をイメージした上で、家族構成やイベント等を列挙し、時系列で整理
(1)各個人の描くライフプランを実現するために、いくらお金が必要かを数値で「見える化」
(1)Step 2 で算出されたライフプランの見直しを行い、より実現可能性の高いプランへアップデート
ライフプランニングシートの作成例
Step 1(ライフプランの整理)
ライフプランの整理とは、具体的にどんなことを実施するのですか?
まずは、自身の理想の人生をイメージした上で、それをライフスタイル(結婚時期、家族構成、転職予定など)に落とし込むことです。
イメージとしては、上部の赤で囲んだ部分になりますので参考にしてください。
Step 2(収支シミュレーションの実施)
次に、収支シミュレーションとは、具体的にどんな作業でしょうか?
Step 1 で設定したライフプランに基づき、毎年の収支を設定して行く作業になります。
イメージとしては、真ん中から下の青で囲んだ部分になりますので参考にしてください。
収支シミュレーションを行う際の留意事項はありますか?
例えば、「年金受給額減少の可能性」など、できるだけ保守的に収支の見積もりを行いましょう。
・出来る限り保守的に収支を見積もること(例:年金受給額減少の影響の考慮 など)。
Step 3(収支プランの改善)
Step 1 では、理想に近い形をベースに収支プランを立てていますので、Step 2 で算出された結果が支出超過となっている方も多いと思います。
その場合には、Step 2 で算出された収支プランを、修正しましょう。
・計算ミスの可能性もあるため、計算誤りの可能性を念頭にチェックすること。
おわりに
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