はじめに
Kindle出版の全体フローを、以下の流れで説明します。
1.Kindle書籍の全体コンセプト設定
2.Kindle書籍の執筆
3.各章の仕切り
4.Kindle出版の校正・校閲
5.Kindle出版の表紙
6.EPUB化
7.KDP登録
8.公開
Kindle書籍の全体コンセプト設定
ここでは、書籍内容の明確化、ターゲット読者の特定、構成、そして書籍タイトルの設定について掘り下げます。
執筆内容の方向性を定め、ターゲット読者を特定し、本の構造を考え、魅力的なタイトルを思案することで、書籍の成功への道が開けます。この基礎を固めることで、次の執筆プロセスがスムーズに進むでしょう。
①コンセプト設定
②ターゲット(想定読者)の特定
③目次の設定
④仮タイトルの設定
Kindle書籍の執筆
効率的に執筆を進めるための「型」と、本文作成における具体的なコツを紹介します。
執筆プロセスの「型」(テンプレートの活用)
「見出し」の設定
・章や項の見出しを設定(ホーム>スタイル)しましょう。
・見出し設定後、ナビゲーションウインドウ機能を設定(表示 > ナビゲーションウインドウ)しましょう。これにより、書籍の全体構成が可視化されます。
・そして、目次を設定(参考資料>目次)しましょう。
効率的な「本文」の執筆
効率的な執筆プロセスと、本文作成のコツを身につけることは、Kindle書籍出版の成功に不可欠です。
以下の手法を最低限駆使して、読者を引きつける魅力的な書籍を効率的に作成しましょう。
各章の仕切り
Kindle書籍の章の仕切りは、読者が内容を追い易くするための重要な要素です。
視覚的に明確な仕切りを作成準備することで、書籍の読みやすさやを向上させることができます。
Canvaを利用した章の仕切りデザイン
Canvaは、多彩なデザインテンプレートが提供され、カスタマイズが容易です。
「chapter 本」で検索するなどし、テンプレートを活用してみましょう。
なお、以下の右図は、当社が作成した仕切りです。
外部リンク
Kindle出版の校正・校閲
校正・校閲は、出版プロセスの中で非常に重要な作業です。
校正・校閲作業を通じて、誤字脱字の修正、より適切な表現の選択、ネガティブワードの排除、矛盾点の整理などを行い、幅広い読者に受け入れられる質の高い内容へアップデートします。
この、校正・校閲作業を作者自身で行う場合、先入観などが理由で、見落としがちな誤りに気付かないなどの落とし穴に陥る可能性が高いです。そこで、外部専門家による客観的なレビューを受けましょう。
例えば、 ココナラなどのプラットフォームを利用することができます。
費用は文字数によりますが、数千円~数万円の範囲でサービスを受けることができます。外注する場合は、過去の実績や評価などを確認し、適切な専門家を選びましょう。
・一口に校正や校閲といっても、誤字脱字チェック、必要に応じた加筆、事実チェック、目次の提案など、サービス範囲が異なります。事前に、サービス内容をしっかりと確認して発注しましょう。
Kindle書籍の表紙
近年の出版トレンドでは、表紙デザインが特に重要視されており、成功へ直結する重要な要素です。
書籍の内容やトーンを表紙にも反映し、読者に明確なメッセージを伝えましょう。
特に、専門家によるデザインは、プロフェッショナルで洗練された印象を与えます。
ココナラなどのプラットフォームを活用すると、数千円~数万円程度で高品質な表紙デザインを依頼できます。
これにより、自分でデザインする時間と労力を節約し、執筆や他の準備に集中できます。 外注する場合は、過去の実績などを確認し、適切なデザイナーを選びましょう。
本書作成においても、ココナラにて表紙作成を外部専門家へ外注しました。
EPUB化(Kindle向け電子書籍化)
ワード原稿と表紙も出来たし、これで完成!
と喜びたいところですが、EPUB(Electronic PUBlication)化のステップを踏みます。
ワードドラフトではいい感じに仕上がったと思ったものの、これをKindle Previerer上で表示させてみると、見栄えが壊滅的ということは、よくあります。
例えば以下のように、特殊な表示を行っている部分は特に、文字揺れが起こります。
本書作成においても、最後の最後で手を抜かぬよう、ここも、専門家へ外注しました!
ココナラなどのプラットフォームを活用すると、数千円~数万円程度でEPUB化を依頼できます。
KDP登録
KDP登録手続き
Step0:事前準備
・支払いを受ける銀行口座情報を準備
・スマホ(2段階認証コードを受領するため)を準備
Step1:KDPへサインイン/サインアップし、アカウント作成
KDPのアカウントを作成します。
外部リンク
Step2:銀行口座を登録
KDPへ銀行口座情報を登録します(送金先口座)。
Step3も含めて全ての手続きが完了すると、登録した銀行口座へ1円が入金され、適切に登録が完了していることが確認できます。
Step3:税務情報に関するインタビュー
各種、本人(法人)の情報を入力します。入力が完了すると、以下の画面となります。
KDPへ電子書籍を入稿
以下の通り、①~③の3つで構成されます。
①Kindle 本の詳細
ここでは、本のタイトルや概要などを入力します。
②Kindle 本のコンテンツ
ここでは、原稿の入稿などを行います。
③Kindle 本の価格設定
・販売価格:ライバルの書籍販売価格も考慮しつつ、同価格又はそれよりも低価に設定します。極端に安ければ逆に警戒されることもあるため注意しましょう。
・KDPセレクトへの登録:登録を行うと、ロイヤリティが「70%」に設定できるので、登録しましょう。
公開
全ての作業が終えたら公開となります。基本的には、24時間以内に出版されるでしょう。
今回のケースでは、24時間~48時間要しました。
完成した本はコチラです!
おわりに
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